技術開発推進室の黒木です。
株式会社Exideaではインターンの採用を積極的に行っています。その採用業務に携わっているときに気づいたインターン候補生の採用書類傾向と改善点についてお話したいと思います。
インターン採用時における履歴書などの採用書類の役割は大きく以下2点があると思います。
◎基本的な応募者背景の確認
例えば弊社の技術開発推進室では定期的にデータサイエンティストのインターン生を募集しています。その場合は、学部学科などの専門性の背景があるかの確認が必要になります。
当然インターン生に即戦力であることは求めておらず、教育をする前提でプロセスは組んでありますが、その場合でもその土台となる知識があることが前提となります。
もちろん学部学科以外でも資格などで背景を証明することも可能です。
◎面接時の準備、補完資料
採用プロセスの中で大きな比重を占めるのが「面接」です。インターンに限らず、会社の採用において「面接がない」ということはないでしょう。
しかしこの「面接」は非常に厄介な構造的問題を含んでいます。
私は面接はもともと無理ゲーだと思っています。仮にインターンの場合でも20年前後の応募者の人生、人格、背景を1時間で出来るだけ理解する必要があります。
その僅か1時間で候補者を推すかどうかの判断は非常に困難であることが大前提なのです。
その前提をいかに攻略するか、工夫するかというときに採用書類は必須になります。
アイスブレーキングから本題までの説明、質疑応答を終わらすためには、応募者の背景を少しでも事前に把握しておく必要性があります。
またこれは応募者側も同じ条件となり、1時間で自分を売り込み、疑問を解決し、主張したりする必要があります。双方が限られた時間を最大限に活用しなければなりません。
構造的な問題があるから出来ないのではなく、その条件下で工夫が必要であり、その工夫がないと「やっぱり無理ゲーだったね」で終わる残念な仕組みなのです。
応募者側はその意識を持って書類を作成する必要があります。では具体的にどんなことを書いたらいいのか見ていきましょう。
インターンに限って言えば書類でお見送りにする場合、圧倒的に多い理由が応募者情報が足りず、書類選考をパスできないケースです。
書類選考を通過するだけの材料がない場合、当然お見送りになります。
以下の情報は適宜記載するようにしましょう。
私はインターン面接は面接というよりカウンセリングに近いと思っています。
社会人経験もなく、大抵の場合は面接経験もない応募者の希望と不安、期待を聞き出すのは一般的な面接とだいぶ違います。でもそれで良いのです。
応募者は初めての経験になるとは思いますが、臆せず質問や不安なことを聞くするようにしましょう。
この場合の面接官の役割は応募者の期待と求人内容があっているかを判断することになります。
インターンの場合、短絡的な合否よりも、応募者の将来のデモンストレーション的な経験になるかのほうが大切だと思っています。
自分のやりたい興味のあることを積極的に話し、自分の将来の役に立ちそうかの判断を場合によっては面接官と一緒に行ってください。
まだ学生であるので経験不足であるのは織り込み済みです。その応募者をリードするのも面接官の大切な仕事です。
遠慮をせず、その機会を存分に利用してください。
最後に本文をまとめます。
今回はインターンの採用プロセスから採用書類の役割をお話しました。
私個人の見解で言うと、履歴書などは書類としての完成度は重要視しておりません。
多少荒削りでも想いの乗った文章のほうが好感が持てます。
もし皆様がインターン求人に応募する際に、本文が参考になれば幸いです!